仮想通貨には、「ミームコイン」と言われるネットユーザーがネタで作って広まったコインがあります。
なかでも、柴犬をモチーフにした「柴犬コイン(SHIB)」は、注目されているトークンの1つです。
聞いたことはあるけど、「柴犬コインってどんな仮想通貨なの?」「将来性は?」「どこで買えるの?」といった疑問を持つ人も多いはずです。
この記事では、「柴犬コイン(SHIB)の特徴や将来性、購入できる取引所」について詳しく解説していきます。
記事の内容
- 柴犬コイン(SHIB)の概要
- 柴犬コイン(SHIB)の特徴
- 柴犬コイン(SHIB)の将来性
- 柴犬コイン(SHIB)が買える取引所
柴犬コイン(SHIB)は2023年3月29日に国内大手取引所bitFlyer (ビットフライヤー)での取り扱いがスタートし、これまでより簡単に購入することができるようになりました。
最後まで読めば、柴犬コイン(SHIB)について理解でき、購入できる取引所についてわかります。
この記事を書いた人
- はや@ENGI WORKS運営責任者
- ネットワークエンジニア
- システムエンジニア
- 投資家(仮想通貨・FX・株)
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
柴犬コイン(SHIB)の概要
通貨名 | Shiba Inu Token |
シンボル | SHIB |
トークン企画 | ERC-20(イーサリアム) |
開発者のペンネーム | Ryoshi |
開発時期 | 2020年8月 |
発行数 | 上限なし |
価格* | 0.0012円 |
時価総額* | 716,709,121,066円 |
ランキング | 15位 |
公式HP | https://shibatoken.com/ |
ツイッターアカウント | https://twitter.com/shibtoken |
*2023年5月10日時点CoinMarketCap調べ
https://coinmarketcap.com/ja/currencies/shiba-inu/
柴犬コインはミームコインの1つ
柴犬コイン(SHIB)とは、柴犬をモチーフにした暗号資産で、2020年8月に発行されたミームコインです。
ミームコインというのは、ネットユーザーがネタで作って広まった仮想通貨のことです。
1番最初に作られたミームコインは「ドージコイン(DOGE)」で、日本で飼われている柴犬の「かぼすちゃん」がモチーフとなって2013年に作られました。
大量に発行されていて、1枚あたりの価格は安くなっています。
そして、テスラのCEOでツイッターを買収したイーロン・マスク氏の発言に影響を受けやすい点が特徴的。
そのドージコインに影響を受けて作られた柴犬コインですが、柴犬コインもイーロン・マスク氏の発言によって、価格が大きく上下してきました。
元々はミームコインとして作られ、価値や目的などがなかったのにも関わらず、現在では暗号資産の時価総額ランキングで15位に位置。
ドージコイン(DOGE)はビットコインをベースに作られているのに対し、柴犬コイン(SHIB)はイーサリアムをベースに作られている点が異なります。
2021年に注目を浴びる
柴犬コインの発行から現在までのチャートは、以下のようになっていて、これまでに2回急騰していることが読み取れます。
ミームコイン、つまりネタで作った暗号資産なので、発行当初はほぼ無価値の状態。
しかし、2021年5月にイーロン・マスク氏によるツイートがきっかけで、注目を浴び価格が急騰。これが1回目の急騰です。
イーロン・マスク氏がツイッターでドージコインについて言及したところ、同じ犬関連のミームコインとして柴犬コインにも注目が集まりました。
1ヶ月ほどで熱が冷め価格も落ち着きましたが、さらにその後、2021年10月に急騰しています。
これも1回目同様、イーロン・マスク氏の以下のツイートが原因です。
Floki Frunkpuppy pic.twitter.com/xAr8T0Jfdf
— Elon Musk (@elonmusk) October 4, 2021
自身の飼っている柴犬「Floki」の写真をツイートしたところ、投資家たちがポジティブに連想し、こぞって買い始め、結果価格が急騰。
しかし、こちらも数ヶ月後で元通りに下落しています。
それ以降は、横ばいになっている柴犬コインですが、2021年は約50万倍の価格上昇を記録し、「億り人」を産んだことによって話題に。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
柴犬コイン(SHIB)の特徴
柴犬コインはミームコインの1つですが、他のミームコインとは異なる点がいくつかあります。
ミームコインはネタで作られただけのトークンなので、本質的な価値があることは少ないですが、柴犬コインは経済圏を徐々に拡大しています。
3つのトークンを発行している
実は、Shiba Inuのエコシステムには、「SHIB・LEASH(首輪)・BONE(骨)」の3つのトークンがあります。
柴犬がモチーフなので、全て「犬」に関連するトークンの名称が付けられています。
それぞれトークンによって、役割や用途が異なります。
Shiba Inu Token(SHIB)
Shiba Inuのエコシステムのメインとなる通貨です。国内外の暗号資産取引所やShibaSwapで、取引することができます。
Bone(BONE)
ShibaSwap内に設置されているDAOである「Doggy DAO」の投票に参加することができるガバナンストークンです。
BONEを保有している人が、ShibaSwapの方針や将来に対する投票権を持ち、多く保有している人ほど投票結果に影響を与えることができます。
総発行数は2.5億枚となっています。
Doge Killer(LEASH)
総発行枚数は107,646LEASHと、上限が少なく決められています。ShibaSwapユーザーに対して、報酬として支払われるトークンです。ドージコインの価格や供給量に連動しています。
参照:Shiba Token公式サイト(https://www.shibatoken.com)
分散型取引所やNFTマーケットプレイスを展開
Shiba Inuのエコシステムでは、2021年に急騰したことをきっかけに、SHIBを利用した分散型取引所(DEX)やNFTマーケットプレイスが開発されました。
分散型取引所(DEX)「ShibaSwap」は、2021年7月にリリース。
DEXというのは「Decentralized Exchanges」の略で、ある企業や組織が管理するのではなく、ユーザー同士が暗号資産を交換する場所。
暗号資産の交換(スワップ)やステーキングに使います。ステーキング報酬としてもらえるのが上述の「LEASH」です。
「ShibaSwap」はバイナンスのブロックチェーン上に構築され、基本的には柴犬コイン関連の暗号資産を取り扱っています。
独自のNFTマーケットプレイス「ShibaNFT」では、柴犬コインのモチーフとなっている柴犬のキャラクターが販売されています。
またこの2つ以外にも、柴犬コインのエコシステム内で利用できるメタバース空間なども2023年中に公開される予定。
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柴犬コインのメタバース、2023年末までに一部オープン | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
柴犬コイン(SHIB)のエコシステムの実用性を拡大するメタバースプロジェクト「SHIB:The Metaverse」が今 ...
www.coindeskjapan.com
仮想空間内で、ゲームをしたり、土地を保有している人は貸したりすることで、収益を得ることができるようにもなる予定。
このように、元々はミームコインとして作られた柴犬コインですが、現在では幅広く活用が進み、将来性を秘めています。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
柴犬コイン(SHIB)の将来性
「ドージキラー」として注目されている柴犬コインですが、「今後の将来性はあるのか」について気になる人も多いかと思います。
「ミームコインとしての人気」と「Shiba Inuエコシステムの成長」の点から、柴犬コインの将来性を見ていきます。
ミームコインとしての人気
2023年現時点では、柴犬コインはミームコインとしての人気が高いです。
柴犬コインをモチーフにしたiPhoneケースやTシャツなどが、ECサイトには並べられています。
スマホケース
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Tシャツ
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このように一定数のファンが存在しているので、現在の価格が維持されています。今後もファンが存在し続ければ、価格は維持されることが予想されます。
Shiba Inuエコシステムの成長
現時点では、「ShibaSwap」「Shiba NFT」でSHIBは活用されています。
この2つがさらに拡大したり、柴犬コインのエコシステム内で利用できるメタバース空間の開発が進んだりすれば、需要が上がり価値が高まる可能性が。
しかし、イーロン・マスク氏の発言によって価格が大きく上下している点に注意する必要があります。
マスク氏が柴犬コインに言及すれば、今後も価格が急騰することが考えられますが、その後価格を維持できるかは不明確。
そして「SHIB」以外のトークン、「LEASH」や「BONE」の将来性は不透明です。
海外の暗号資産価格予想サイトの見解
暗号資産の将来性から、価格予想をしているサイトでは、現時点で以下の見解がされています。
DigitalCoinPrice
5年後の2028年には価格が5倍になると予想。
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Shiba Inu Price Prediction Up to $0.000165 | SHIB Forecast | DigitalCoinPrice
Shiba Inu price prediction 2023, 2024, 2025, 2026, 2031 and ...
digitalcoinprice.com
CoinPriceForecast
5年後の2028年に50%の価格上昇を予想。
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SHIBA INU PRICE PREDICTION 2023 - 2025 - 2030
Shiba Inu price prediction for tomorrow, near days and 2023, ...
coinpriceforecast.com
PricePrediction
5年後の2028年に価格が9倍近くになると予想。
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Shiba Inu Price Prediction 2023, 2025, 2030 - Will SHIB go up?
Future Shiba Inu price prediction 2023, 2024, 2025, 2030. Sh ...
priceprediction.net
それぞれ予想の上昇幅に違いはありますが、どのサイトでもポジティブに捉えられていることが分かります。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
柴犬コイン(SHIB)が買える取引所
柴犬コインは、国内外の暗号資産取引所で購入することができます。
元々は海外の取引所のみでの取り扱いでしたが、人気が出て需要が高まったことにより、国内の取引所でも取り扱いがされるようになりました。
これまでは海外取引所のみの取り扱いだったので、国内取引所から海外取引所に暗号資産を送金してから柴犬コインを購入するという流れでした。
わざわざ送金する手間がなくなり、国内取引所ですぐに買えるようになったので、国内ユーザーにとっては嬉しい変化。
日本国内の暗号資産取引所は、金融庁の厳正な審査に通過する必要があるので、海外の取引所に比べてセキュリティ面で安心できます。
国内の暗号資産取引所であれば、ビットフライヤーでの取り扱いがあります。
bitFlyer(ビットフライヤー)
名称 | bitFlyer(ビットフライヤー) |
運営会社 | 株式会社bitFlyer |
サービス開始 | 2014年1月 |
取引形式の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(取引所) |
取り扱い銘柄数 | (2023年5月時点) |
最大レバレッジ倍率 | 2倍 |
その他サービス | かんたん積立 bitFlyerクレカ 友達招待プログラム ビットコイン寄付 Braveブラウザ連携 |
公式サイト | https://bitflyer.com/ja-jp/ |
ビットフライヤーは、日本国内ビットコイン取引量No.1を誇る大手の取引所。
さらに、2014年に設立してからこれまで、ハッキング被害に一度も遭っておらず、セキュリティ面において優れているので、安心して取引することができます。
また、国内で唯一のビットコインが貯まるクレジットカード「bitFlyerクレカ」を発行していて、ユーザーからも人気の取引所です。
ビットフライヤーでは、柴犬コイン(SHIB)の取り扱いが2023年3月29日から取り扱われています。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
柴犬コインに関するよくある質問
柴犬コインに関して良くある質問をまとめました。
Q1. 柴犬コインはステーキングできる?
A1. 海外取引所や分散型取引所(DEX)でステーキングできます。
世界最大級の海外取引所バイナンスでは、APY(年収率)「0.5~12%前後」で行われています。
また、柴犬コイン独自のDEX「SHIBA SWAP」では、APYは約4%。
「SHIBA SWAP」は、柴犬コインを預け入れ、報酬としてもらえるのは「LEASH」トークンになっています。
Q2. 柴犬コインはどこまで上がる?
A2. どこまで上がるかは、誰にも分かりません。
今後価値が上がらない可能性も当然あります。
これまでの傾向を踏まえると、柴犬コインに関するポジティブなニュースがあれば上がり、特に変化がなければ今の価値のまま横ばいになることが想定されます。
しかし、メタバースへの進出など柴犬コインの活用は今後も期待できるので、海外の暗号資産価格予想サイトもポジティブな見解を示しています。
ミームコインにおいては、急騰・暴落はよくあることなので、しっかりと下調べをした上で、余剰資金で投資するようにしてください。
以上が、「柴犬コイン(SHIB)の特徴・将来性・購入できる取引所」についての内容でした。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
柴犬コイン(SHIB)はどこで買える?特徴・将来性・購入できる取引所を紹介:まとめ
柴犬コインの特徴・将来性・どこで買えるのかについてまとめました。
- 柴犬コインはドージコインに影響を受けてできたミームコイン
- DEXやNFTマーケットプレイスも展開しており、今後に期待
- 柴犬コインを購入できる国内取引所はビットフライヤー
これまでイーロン・マスク氏の言及に振り回されてきた柴犬コインですが、どんどん経済圏を拡大してきており、今後の活躍に期待できます。
世界中で最も注目されている分野「メタバース」への進出をすることができれば、明るい未来が待っているかもしれません。楽しみですね…!
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)