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仮想通貨(NFT)にVPNを利用するメリットや利用するべきVPNとは【ハッキング対策】

仮想通貨(NFT)にVPNを利用するメリットや利用するべきVPNとは【ハッキング対策】

 

仮想通貨についてこのようなお悩みはありませんか?

  • 仮想通貨のハッキングが怖い
  • 仮想通貨をハッキングから守るためには?
  • 安全性の高い仮想通貨VPNを知りたい

 

銀行や金融機関を通さずにインターネット上だけで通貨の取引ができる仮想通貨(暗号通貨)は日本はもちろん世界中で人気を集めており、巨額の資産を手に入れている方も多いです。

 

…が、ハッキング対策を重要視させずに仮想通貨の取引をおこなってしまうと巨額の資産を一瞬でハッカーによって消滅させられてしまう可能性もあるのです。

 

最近ではメジャーリーガーの大谷翔平さんがイメージキャラクターを務める「FTXトレーディング」という仮想通貨の取引所が大規模なハッキングを受けました。

 

その結果、利用者が仮想通貨の引き出しをおこなうときに必要な資金が約1兆1000億円不足するという事態になり、その負債を抱えたまま経営破綻したというニュースが大々的に報じられました。

 

このように、日本国内でも多く使用されている仮想通貨の取引所であってもハッキングを受けることがあり、仮想通貨で取引をするためには高精度のハッキング対策をする必要があるのです。

 

そこで、本記事では仮想通貨のハッキングについて、実際にハッキングされた事例や仮想通貨VPNのメリット・注意点などについて詳しく解説していきます。

 

仮想通貨をトラブルなく取引したいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

この記事を書いた人

 

仮想通貨VPNとは?

 

仮想通貨VPNとは、Virtual Private Networkを略してできた言葉で、日本語では仮想専用回線と訳されます。

 

仮想通貨VPNは、インターネット上の通信で起こるデータの送受信を暗号化することで第三者から個人情報や仮想通貨の取引データを傍受されることを防ぐ役割があるのです。

 

一般的にWebサイトなどを閲覧する場合は、端末→プロバイダー→Webサイトという順番でアクセスがおこなわれますが、プロバイダーとWebサイトの間に独自回線である仮想通貨VPNを挟むことでハッキングされる危険性を下げることができます。

 

つまり、仮想通貨の取引をハッキングされないためには仮想通貨VPNを利用することが必要なのです。

 

仮想通貨VPNを利用するメリット

 

仮想通貨VPNを利用するメリットは下記の2つです。

メリット

  • 通信を暗号できる
  • IPアドレスを隠すことができる

 

それぞれのメリットについて詳しくご紹介していきます。

 

通信を暗号できる

仮想通貨VPNを利用する最大のメリットは、通信を暗号化することでハッキングされる危険性を下げることができることです。

 

仮想通貨VPNで使用されている暗号化技術は「AES-256」というものが使用されている場合が多いですが、この「AES-256」はアメリカ政府が使用している暗号規格と同等のものですので、ハッキングされる可能性やハッカーに狙われる可能性が下がります。

 

ただし、アメリカ政府のインターネットもハッキングされてサイバー攻撃を受けるように、ハッキングされる可能性は0ではないことを覚えておきましょう。

 

IPアドレスを隠すことができる

PCやスマホなどのインターネット通信ができるデバイスには「IPアドレス」という接続したデバイスを特定できるように住所のような役割を果たしている番号が割り振られていますが、このIPアドレスがハッカーにバレてしまうと、そこからハッキングの対処になることもあります。

 

一般的なデータ通信であればIPアドレスは公表されてしまいますが、仮想通貨VPNを利用することでIPアドレスを隠すことができるため、仮想通貨の取引記録などをハッカーに辿られる危険性がなくなるのです。

 

仮想通貨VPNを利用するときの注意点

 

仮想通貨VPNを利用するときの注意点は下記の2つです。

  • 仮想通貨VPNの品質と通信速度が比例する
  • 運用コストがかかる

 

それぞれの注意点について詳しくご紹介していきます。

 

仮想通貨VPNの品質と通信速度が比例する

 

仮想通貨VPNは、多くのユーザーが利用する公衆回線が使用されているため、仮想通貨VPNの品質が悪い場合や、一度に多くの利用者がアクセスする場合に通信速度が一般的なデータ通信に比べて遅くなってしまうことがあります。

 

一般的なデータ通信の速度はプロバイダと通信機器によっても変化しますが、そこに仮想通貨VPNを挟むことで通信に必要な工程をひとつ増やすため、仮想通貨VPNの品質が悪いと通信速度も下がってしまうのです。

 

運用コストがかかる

仮想通貨VPNを利用するには当然コストがかかりますが、高性能な仮想通貨VPNを提供しているサービスほど運用コストが高額になります。

 

ただし、ハッキング対策として仮想通貨VPNを利用するのであればそれなりのコストが掛かってしまいますので、コストを削減したいからといって費用の安い仮想通貨VPNを利用してしまうと、正しくハッキング対策ができないこともあるので注意しましょう。

 

ハッキング対策に効果的な仮想通貨VPN

 

ハッキング対策に効果的な仮想通貨VPNは下記の4つです。

 

日本にVPN接続できるおすすめのVPNサービス4社の料金や機能を表にまとめました。

VPNサービス名 MillenVPN ExpressVPN NordVPN スイカVPN
料金 1か月 1,496円 $12.95
(約1,683円)
1,510円 950円
3か月 無し 無し 無し 855円/月
6か月 無し $9.99
(約1,298円)
無し 808円/月
12か月 594円 $6.67
(約933円)
620円/月 760円/月
24か月 396円 無し 390円/月 717円/月
VPNサーバー数 72か国1,300台以上 94か国160台以上 60か国5100台以上 45都市47台以上
スプリットトンネル 無し 有り 有り 有り
中国から接続するための機能 有り 無し 無し 有り
ノーログポリシー 有り 有り 有り 無し
返金保証 30日間無条件返金 30日間無条件返金 30日間無条件返金 30日間無料キャンセル
操作性 超簡単 超簡単 簡単 普通
日本語サポート 日本語 翻訳機能で対応 英語 日本語
運営企業のある国 日本 イギリス パナマ 日本
総合評価(オススメ度)
公式サイト MillenVPN ExpressVPN NordVPN スイカVPN

 

続いておすすめ順に各VPNを説明します。

 

国内サービスの抜群の安心感!1位:MillenVPN(ミレンVPN)

MillenVPNは、操作が簡単でつながりやすく、月額料金も安い。そしてサポートは日本語で安心とどれをとってもトップクラスのVPNです。

 

VPNといえばそのほとんどが外国製。サポートが英語対応であったり、解約や不具合が起きた時の不安はついて回ってきます…。

 

MillenVPNは国内企業が提供しているVPNサービスです。72か国、1,300台以上のサーバーが世界中に展開しているので、接続性は抜群です。

 

また「アプリをインストールしたくない」場合、MillenVPN Nativeという機能を使えばOS標準の機能を使ってVPNを使うことも可能!

 

MillenVPNはノーログポリシーを持っていますので、当然暗号通貨の取引履歴なども隠すことができます。プライバシーにがっつり配慮されたVPNサービスです。

 

MillenVPNの使い方についてはこちらの記事をご覧ください。

 

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操作性抜群!2位:ExpressVPN(エクスプレスVPN)

ExpressVPNは、操作性抜群のVPNアプリですがMillenVPNより若干月額料金が高く2位としました。とは言え、じつはExpressVPNは操作がかなり簡単でVPNを初めて使うという人に大人気です。

 

ノーログにも対応しているVPNサービスですので、海外コンテンツ・国内コンテンツを楽しんでいた際のプライバシーも確保されます。

 

94か国以上にVPNサーバーがあり、ロケーションは160以上あります。各ロケーションには複数のVPNサーバーが設置されているので、住んでいる近くのVPNサーバーを選ぶことができます。

 

返金保証が30日ついていますので、実際に使ってみて不便と感じた場合、30日以内なら無条件で解約OK、100%の返金を受けられるのも人気の理由。

 

インストールも簡単でVPN接続をするための設定も自動。ログインする必要すらなく初心者なら選ばない手はありません。使いやすさは業界一と言っても過言ではありません。

 

ExpressVPNの使い方はこちらで詳しく説明しています。

 

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サーバー台数トップクラス!3位:Nord VPN(ノードVPN)

NordVPNはサーバー台数がトップクラスのVPN製品です。契約期間は1カ月、1年、2年と細かい間隔が選べないですが、月額料金は高すぎず、安すぎずといったところです。

 

ノーログにも対応しているVPNサービスですので、暗号通貨の取引履歴などの通信ログといったプライバシーも確保されます。

 

30日間の返金対応も快く応じてくれますが、英語での対応になるのでその点が不安要素ではあります。

Google翻訳で対応可能。

 

VPNサーバーは接続ユーザー数が多くなると通信速度が遅くなることもあります。VPNサーバーの台数が多ければ多いほどそうしたリスクは小さくなります。

 

とにかくVPN接続を快適にしたいならNordVPNはおすすめです。ただし、若干設定が難しめです。

 

NordVPN使い方から解約方法についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

 

450円から使える高性能VPN

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中国から接続したい4位:Suika VPN(スイカVPN)

最後にスイカVPNのご紹介です。残念ながらノーログには対応していません。

 

前提として…

まず中国から国外へアクセスするならスイカVPN一択となります。

 

スイカVPNShadowsocksという特殊な機能を持つVPNです。

 

Shadowsocksとは中国のグレートファイアウォールという特殊なファイアウォールを超えるための機能を持っており、Shadowsocksを持っているVPNサービスはあまりありません。

 

スイカVPNは中国からの通信を実現するためのもので、中国から暗号通貨の取引などを行う場合は日本でスイカVPNを契約していくと良いでしょう。

中国国内と申込み自体できない可能性もあるため。

 

VPN設定は4社中一番むずかしいですが、スイカVPNに関する設定方法を詳しくまとめていますので、ご参考にしてください。

 

海外から日本の動画見れます

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仮想通貨がハッキングされる可能性はある?

 

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XPR)などのさまざまな仮想通貨がありますが、いずれの仮想通貨であってもハッキングされる可能性は多いにあるのです。

 

そもそも仮想通貨は2008年に開発された歴史の浅い通貨ですが、円やドルなどの国がコントロールしている法定通貨とは異なり、銀行などを通すことなくインターネット上で取引できるという大きなメリットから注目を集めて全世界で利用されるようになりました。

 

また、利用者が増加している背景のひとつとして、不特定多数の「マイナー(発掘者)」と呼ばれるコンピューターの演算機能について専門的な知識を持った方が「マイニング(発掘作業)」という作業をすることで「ブロックチェーン」と呼ばれる台帳のようなものに仮想通貨の取引が記録されるということが挙げられます。

 

「マイニング」をおこなうことで仮想通貨の取引の中で不正がおこなわれていないかを確認し、「ブロックチェーン」によって仮想通貨の取引記録が保存されることで取引データを改ざんすることが不可能な仕組みを作っているのです。

 

このような仕組みから一見安全そうに見える仮想通貨の取引ですが、実は世界でさまざまな仮想通貨のハッキングの被害が出ており、しっかりとした対策をしないと仮想通貨がハッキングされてしまう危険性もあります。

 

特に、日本国内の取引所ではなく海外の取引所を使用して仮想通貨の取引をしている場合はさらにハッキングの危険性が高まってしまうので注意しましょう。

 

仮想通貨がハッキングされた事例

 

仮想通貨のハッキングは被害総額がかなり高額であるという特徴があり、高額な被害金額だと1000億円近くになる場合もあり、少ない被害金額でも100億円を超えてきてしまうほど仮想通貨のハッキング被害は膨大になります。

 

実際に仮想通貨がハッキングされた代表的な事例は下記の2つのハッキング事件です。

  • マウントゴックス(Mt.GOX)
  • ポリネットワーク(Poly Network)

 

それぞれのハッキング事件について詳しくご紹介していきます。

 

ハッキング事例①:マウントゴックス(Mt.GOX)

マウントゴックス(Mt.GOX)のハッキング事件は、2014年に当時世界最大規模であったマウントゴックスの仮想通貨取引所がハッキングされてしまい、ビットコインや利用者の預かり金が流失してしまった事件です。

 

被害総額は当時の市場価値で約470億円となっており、マウントゴックス社は経営破綻し、利用者約13万人に被害がありました。

 

ハッキング事例②:ポリネットワーク(Poly Network)

ポリネットワーク(Poly Network)のハッキング事件は、2021年のハッキングによって約670億円の仮想通貨が流失した事件です。

 

中央管理者を必要としない分散型金融である「DeFi」での取引で史上最大のハッキング事件として知られています。

 

仮想通貨がハッキングされるとどうなる?

 

仮想通貨がハッキングされてしまうと、自分が所有している仮想通貨をすべて盗まれてしまいます。

 

実在する法定通貨を盗むためには銀行強盗などをおこなう必要がありタイミングや場所が限られますが、インターネット上でのみ取引・管理される仮想通貨は常にハッカーたちに狙われているため、取引所に仮想通貨を預けてたとしてもハッキングされて仮想通貨をすべて失ってしまう可能性もあるのです。

 

このように仮想通貨がハッキングされて資産をすべて失わないようにするためにも、「VPN」と呼ばれるインターネット回線は信頼できるものを選ぶ必要があります。

 

ハッキング対策は必須!仮想通貨VPNを利用するメリット:まとめ

 

そこで、本記事では仮想通貨のハッキングについて、実際にハッキングされた事例や仮想通貨VPNのメリット・注意点などについて詳しく解説していきました。

 

仮想通貨をハッキングすることは簡単なことではありませんが、銀行や国家機関のサーバーに不正にアクセスするよりも、仮想通貨の取引所に不正にアクセスする方が容易ですし、インターネット上に資産がすべて保管されている仮想通貨の取引所を一度ハッキングして仕舞えば数百億という資産が手に入るため、仮想通貨の取引所は常にハッカーに狙われているということは間違いないでしょう。

 

また、ハッカーに狙われているだけであればいいですが、信頼度の高い企業が運営している仮想通貨の取引所であっても実際にハッキングの被害に遭っていることから考えても、企業の信頼度ではなくハッキングされていない実績で取引所を選ぶことがオススメです。

 

さらに、仮想通貨VPNを利用することでより強固なハッキング対策をすることができるため、ご自身の仮想通貨をより安心して運用することができます。

 

ぜひ本記事を参考にして仮想通貨のVPNを利用してハッキングから資産を守ってください。

 

 

VPNサービス名 MillenVPN ExpressVPN NordVPN スイカVPN
料金 1か月 1,496円 $12.95
(約1,683円)
1,510円 950円
3か月 無し 無し 無し 855円/月
6か月 無し $9.99
(約1,298円)
無し 808円/月
12か月 594円 $6.67
(約933円)
620円/月 760円/月
24か月 396円 無し 390円/月 717円/月
VPNサーバー数 72か国1,300台以上 94か国160台以上 60か国5100台以上 45都市47台以上
スプリットトンネル 無し 有り 有り 有り
中国から接続するための機能 有り 無し 無し 有り
ノーログポリシー 有り 有り 有り 無し
返金保証 30日間無条件返金 30日間無条件返金 30日間無条件返金 30日間無料キャンセル
操作性 超簡単 超簡単 簡単 普通
日本語サポート 日本語 翻訳機能で対応 英語 日本語
運営企業のある国 日本 イギリス パナマ 日本
総合評価(オススメ度)
公式サイト MillenVPN ExpressVPN NordVPN スイカVPN

 

  • この記事を書いた人

はや@投資家&エンジニア

現役のシステムエンジニア。サーバー、ストリーミング配信に関する知識を有する。また、仮想通貨を始めとした投資も実戦中。NFTアートやDefiに強い関心あり。仮想通貨など将来性の高い通貨を日々探求。ENGI WORKS運営責任者。

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